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境内の板碑、磨崖仏について

板碑

 

板碑は、3基に紀年銘があり、鎌倉時代末期のものである。それぞれの板碑には、種子、銘文あるいは経文の一部が刻まれ、板碑としては形式の整ったものである。正和2年(1313)銘板碑は、石材及び形状が武蔵国のものに似ており、関東御家人である成田・安保・奈良・秋元の四氏が鹿角地方に地頭として入部したことと関連があるものと考えられる

 

 

・磨崖仏

磨崖仏は境内の東側にあり、弥陀三尊が刻まれている。製作年代は鎌倉時代末期と推定されている。中央に阿弥陀三尊 左にサ観音菩薩 右にサク 勢至菩薩 と刻まれている。中世のものでは北限のものとされており、県指定史跡である。

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